macarenasempai’s blog

腕時計が好きな中年サラリーマンの日記

断捨離、ミニマリスト、シンプルライフ

嫌いな言葉。

 

どうひっくり返っても内向的な性格なので、モノへの執着は人一倍強い。

断捨離という単語が人口に膾炙されるようになってから久しいが、モノを持たない人生の素晴らしさ、モノから解放されることで得るモノ。空間であったり、選ぶことに費やす時間であったり、様々なメリットがあるらしい。確かにその通りだ。反論の余地もなく、世の中の誰もが正しいと思うのだろうけど、消費社会に生まれ落ちた人間が、モノから解放されるようになるのは容易ではない。

こっちから言わせればモノがない生活に面白味を見出せない。イヤな仕事でも給料貰っているから「しょーがない」と我慢してきたのも、次の給料でアレを買おう、コレが欲しいながモチベーションになっていたからだ。それが所帯を持ち小遣いが2万円になってから生活がガラリと変わる。表向き家族を養うためというのはあるけど、オレは何のために頑張ってるの?と。

時計が好き、洋服が好き、インテリアが好き、音楽が好き、本が好き、マンガが好き、オモチャが好き…そんな自分がモノを手放すということは苦痛以外の何物でもない。

「モノから解放されてモノよりもコト=人との関わり合いに価値を見出すべき。そんな生活がステキやん?」と白か黒のカットソーにカーディガンを羽織り、タイトめ、もしくは極端にワイドなパンツとニューバランスの574、そして腕にはG-SHOCKかチプカシ。それはそれでいいけど、そんなの楽しくなくない?(エーちゃん風に)

今回子供のために部屋を明け渡すことになり、自分の荷物を大量に処分した。大量の洋服、CD、マンガ、オモチャ(一部子供に寄贈)…確かにスペースもできた。清々しい気持ちにもなった。でも手放したことの後悔というか未練がタラタラ。昔フラれた彼女を引きずるタイプなの。悲しいけど、コレって戦争なのよね、ある意味。

酒やタバコが身体に悪いことだと知っていてもやめられない心理と同じなのかも。飲まない打たない買わない自分からすると、酒タバコは今すぐにこの世界からなくなっても全然困らない。やめられないのを意志の弱いダメ人間扱いしていたが、それは見方を変えればそのまま自分に当てはまる。便利な言葉で言えば「モノ依存性」とも言えるのだろう。

 

 

今日の時計

 

セイコーの自動巻 SARY073 (たぶん)

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中身は4R35。セイコーの真骨頂、大量生産ムーブ日差+35〜-45秒とのことだが、実際はそこまで狂わない気がする。

デザインが非常に自分好み。楔形インデックスにドーフィン針、ブルー文字盤。純正のブレスが今ひとつだったので、Geckota製の5連ブレスに交換。先日のヨンガー&ブレッソンに着けた安物ブレスに比べると高級感が違う。

コレでPRESAGEのロゴがなくて、36mmくらいならパーフェクトなのだが、それらを差し引いても満足度の高い一本。