相変わらずボスとのコミュニケーションが上手く取れず振り回されていたが、ある日を境にパタリとメールが来なくなった。成果を出せなかったからである。
その代わり自分の直属の部下に業務がスライドし、わかりやすく「ハブられ」ている。業務量は減るので本業に集中できるが、それがいいのか悪いのか、ここまであからさまに無視される経験をしたことがない自分にとってはかなりダメージを受け、キャベジン無しでは生きられない身体になってしまった。
もうこの会社にはいられないのかな〜と考える日々が続きながら40オーバーの役に立ちそうな資格、免許も無い自分にまともな転職先があるわけでもなく。こうなったら仕事テキトーにやって会社がなくなるまで寄生してやろうかと思い、少しずつ帰る時間を早めてやろうと計画を立てていたのだが、唐突にボスから矢継ぎ早にメールの嵐が…。ほかに頼める人いないのかよ。確かにウチの会社には人材は皆無でザ・頭数ということは否定しないが、これだけの仕打ちしておいて、手の平返すにはあまりにもアレじゃない？なんですかこのツンデレは。
しかも締切はタイト…。これは直截的なイジメなのだろうか？そんな状況にもかかわらず仕事を断れない社畜野郎な自分がイヤ。金髪豚野郎の方が自由奔放でまだ人間らしい。
