今日も色々やることだらけ。上期が終わりに近づくため、年次データを作らねばならないが、部下の仕事が終わらないとデータも作れず。その間新規システム導入のための幹部への根回し、若手への勉強会の司会進行、一つ20kg以上ある荷物の移動と片付け。そして他の部署の幹部から、中堅有望株の退職についての相談。…ジャジメント・デイの影響は大きい。
ジャジメント・デイ、即ちこれまで私こと、黒髪ブタヤローのことを、散々タコ殴りにしてくれたボスが失脚する日だ。
色々と問題があるお方だったが、停滞したこの会社に新たな希望をもたらす「かも」しれないという蜘蛛の糸だったような気がする。
その蜘蛛の糸がプッツリと、それどころか菊一文字も真っ青の鋭利な刃物でぶった斬られた影響で、ボス派の有望株が次々と辞めていくのでは…と危惧していたが、派閥からでは無くノーマークだったところから火が出た訳だ。
そんな中、終業後もバリバリにクソ忙しいところに中堅営業マンがちょっと話があるので聞いてほしいと。上記の話があったばかりなので、追従してまた一人?と思って内容を聞くと、只々上司への、そして自分の評価への不満など愚痴が続くのみ。そしてジャジメント・デイについての真相を教えてほしいと。途中から自分の読み違えが確信(退職したい!という話ではない)に変わり、評価の仕組みの「基本のき」を話してあげた。
そもそも、当社の評価制度は完全に形骸化しており、仕組みを理解している人間も片手で収まるほどが原因だ。厳しいノルマすらない楽勝モードの営業マンにわかるはずもない。
「本来評価されるには、自らの定量化した目標設定が必要で、その根拠と達成するためにどういうプロセスを経るべきか、上司と擦り合わせしないといけない。あと、評価されるだけのパフォーマンス(演出)も必要である」つまり、ある意味自分の首を絞めることにもなりかねないのよ、と暗に匂わせた、というかハッキリ言ってやった。「へえ、そうなんですか〜」という彼の目を見るとホントにわかっているようには見えなかった。たかだかビジネス書を3〜4冊読んだくらいでわかったような口を利くんじゃないよ。しかも最近。もっと勉強せい!
「何よりも上司を一方的に嫌って文句を言う前に、歩み寄ってコミュニケーション取って、問題解決に努力してみたらどう?」との提案に「そうですね〜」とはいうが、たぶん行動には起こさないだろう。
言うは易し、行うは難し。中学生でも知っていること。若手の勉強会よりも、幹部と中堅のスチャラカ社員への教育が必要なのはわかっているが、行動に起こせない人間が今ここにいる。何よりもボスとのコミュニケーションが取れずに苦しんでいたのは、他でもないこのオレだから。(上司じゃなくて、使用者だけど)ジャジメント・デーの真相についてはオレが一番聞きたいくらいだわ。
…要はみんな甘ちゃんなのよね。
今日の時計
M2 Aviation
IWC Mark12のオマージュ