macarenasempai’s blog

腕時計が好きな中年サラリーマンの日記

ベタ

我ながら捻くれ者だと思う。別にイキっている訳でなく、多感な時代に「素直であることがカッコ悪い」という世界観の中にどっぷり浸かっていて、人生損してきたという自覚があるからだ。中学・高校の頃は流行の曲を同級生との話合わせのため聴いていたが、実際聴いていたのは、パーフリ(恥)、電気グルーヴオリジナル・ラブ岡村靖幸などなどロキノン系(恥)のアーチストの2万字インタビューとか読んで悦に入っていたものだ。あー恥ずかしい。

たぶん共通しているのが、膨大な知識(インプット)の中からちょっとずついいとこ取りする手法を用いて楽曲を作っていること。

そんな知識を一旦自分の中のフィルターを通した後に、作り上げた作品は、思春期のお子ちゃまにとってオサレに響いたものだ。そんな膨大な知識を持つ人間が、敢えてベタにチャレンジしたモノが結構好き。

松本人志のMr.BATER、大滝詠一ソニー時代、山下達郎のクリスマス・イヴ、フリッパーズ(パーフリから訂正 )もヘッド博士よりもカメラトークが好き。コーネリアスも1st、小沢健二はLIFE…ではなく、Electic。オリジナルラヴも結晶ではなく1stか…自分でも法則がよくわからん。

でも畢竟、自分の芯の部分は「ゴッホより普通にラッセンが好き!」コレ、蓋し名言である。個人的に

「わかっちゃいるけどやめられない(青島幸男)」

「まず諦めよ(フミコフミオ)」

(敬称略)に並ぶと思う。

 

 

今日の時計

セイコー クォーツ パーペチュアルカレンダー

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ムーブメントは8F32。いわゆる年差クォーツ。

ここ数年一気に再燃した時計所有欲。暇さえ有れば時計関連のブログを読んでいたが、そのうちにクォーツの良さを認める(何様だよ)というか、十分アリだなと考えられるようになった。

なんかイキって、時計はやっぱり機械式っしょっ!的な狭い視野しか無かったが、何よりも正確、そして、放っておいても動いてるなど、時を計るモノとしての正常な進化系がクォーツなんだなと。

今の日本サイコー!の潮流には辟易するが、クォーツを生み出したのが日本のセイコーだというのは誇らしい。

インデックスの部分が少し凹んでいるデザインが残念だが、文字盤自体は立体感がありいい感じ。だがこの時計の一番の特徴はブレス、特に本体との繋ぎ目だろう。カジュアルなようで意外とカッチリした場でもイケる。大きさも38mmでバッチリ。